会員のM.K様の作品。
タタラ皿にレースの模様を写し取りました。
縁はちぎって仕上げ、シンプルな形ですが、いいアクセントになっています。
色合いも、いい感じであがりました。
陶芸は、焼いたものすべてが成功するわけではなく、窯の中で1200度を超える高温で焼成するわけですから、最終的な仕上がりは窯次第なところがあります。
絵や彫刻は最後の最後まで自分との戦いですが、
陶芸は、最後は窯に放り込んで窯に委ねます。
人知を尽くして天命を待つ。
どんなに手を尽くしても失敗してしまうこともあるし、また、思わぬ良い出来に仕上がることもあります。
陶芸は、予想外のことも受け入れるという、度量の広さも学べる、、、ような気がしてます。
レース紋長方皿 - 蒼釉