T.M様とA.M様ご夫婦の作品です。
抹茶茶碗と建水を作りました。
黒マットの抹茶茶碗は奥様作、染付の建水は旦那様作です。
ご趣味でお茶も嗜んでいらっしゃるご夫婦。
ご自分で作ったお茶碗でお抹茶を点てるのも、すごく贅沢な時間を過ごせそうですね。
うつわは道具なので、形やサイズなどは、一度作って使ってみると、
「次はもっとこうしたら良さそう」
など、色々と次の構想も浮かんでくるものです。
土は、乾燥と焼きで縮むので、作ったときと完成したときのサイズが変わってきます。
完成のイメージがあるときは、面倒と思わず、しっかり測って作ると、作りたかったものに少しは近づけるかもしれません。
イメージ通りのものを作るのは、ボクでも難しいです。
こちらは旦那様作の建水。
建水とは、茶碗を清めたり温めたりしたときに、湯や水を捨てるための茶道具です。
呉須で描いたトビウオが、勢いよく飛び跳ねていますね。
焼き物の絵付けは、描いたときの色と、焼き上がりの色が全く変わってきますので、何度もやってみないとなかなかコツを掴めないのですが、初めての染付で躍動感のある魚が描けるなんて、凄いです。
抹茶茶碗 - 黒マット
建水 - 透明釉